東京・東池袋で生後1カ月ほどの女の子の遺体を遺棄したとして、24歳の母親が逮捕されました。
クローゼットから見つかった容疑者のわが子は約4000グラム。
充分に育っていたのに・・
そして、報道は文章を書く人により違う事を改めて実感。
目次
概要
実原祐実容疑者は19日までに、豊島区東池袋の自宅マンションに生後1カ月ほどの女の子の遺体を遺棄した疑いが持たれています。
警視庁によりますと、実原容疑者とルームシェアをしていた40代の男性らが部屋のクローゼットから異臭がしたため確認したところ、女の子の遺体を見つけたということです。
遺体は実原容疑者の娘で、体重約4000グラムでバスタオルと袋で何重にも包まれていました。取り調べに対し、実原容疑者は「自分で育てる自信がなかった」と容疑を認めています。
引用:テレ朝news
出典:テレ朝news
一方、こちらの記事は・・
出産直後の女児の遺体を捨てたとして、警視庁池袋署は22日、東京都豊島区東池袋の自称アルバイト、実原祐実容疑者(24)を死体遺棄容疑で逮捕したと発表した。同署によると、容疑を認め「育てる気がなかった」と供述しているという。
逮捕容疑は1月19日までの間に、生まれたての乳児の遺体をビニール袋に入れて自室に隠していたとしている。逮捕は20日。
同署によると、実原容疑者はマンションの一室で別の男女とルームシェアをしていたが、家賃を滞納して今月19日に退去した。クローゼットに残した荷物の中に遺体があり、不審に思った男女が近くの交番に届け出た。実原容疑者は「12月上旬に室内で産んだが父親は分からない」と供述しているという。
引用:毎日新聞
報道でこれだけ違う!
「自分で育てる自信がなかった」
「育てる気がなかった」・・の後に「父親はわからない」
実原容疑者への印象がだいぶ変わってくるように思います。
どちらの記事にも「?」な点が感じられるのは私だけでしょうか。
現場は
東池袋は学生も多く、近年は再開発の波の中、イメージ払しょくの為か公園などの整備も進んでいるようです。
実原祐実(じつはらゆみ)容疑者顔画像
出典:テレ朝news
10か月お腹の中で育てて、ひとりで生んで・・
ここまでは親になられている方はどれだけ凄い事かわかるのではないでしょうか。
記事によるとアルバイト生活だったようですから、子供を産んで仕事を休めばお金は入りません。
赤ちゃんはせっかく元気で生まれてこれたのに…
報道だけですと、個人的にはよくわからない点が多いように思えるので、わかり次第追記させていただきます。ただ・・日々の事件でかき消されていく場合も・・
人は奇跡!
親になるって本当に大変です。
現代医学では、赤ちゃんは女性しか産むことができません。
実原容疑者を誰か気にかけていたら・・バイト先の上司とかわからなかったのでしょうか。
本人が勇気を持って、誰か、どこかに相談していたら。
赤ちゃんは未来があったかもしれません。
実原容疑者は大切にされてきたのでしょうか・・
人間の形で生まれてくることだけでも神秘で奇跡。
でもそこにたどり着くまでの経緯がお粗末すぎる場合に、事件になってしまうのではないでしょうか。
いい大人まで連日「みだらな行為」「わいせつな行為」で紙面を飾っています。
「健全な営み」と犯罪の線引き。
繁殖機能をコントロールする方法はいくらでもあるはずです。
気づき
今回の報道で改めて、私たちは記者(ライター)の文を読んで事件がわかった感じでいるのだと思いました。
書く人によって、全く違った事実で読み手に伝わります。
全豪で快進撃の大坂なおみ選手が全米オープンで優勝した時、インタビューでの彼女が発した「I’m sorry」をめぐってのネット上のご意見のバトルは凄かった!
同じものを見て、同じ体験をしたとしても、その方のそれまでの経験や考えで全く違う答えになるのですから、文章はもっともっと違って伝わって当たり前と思った方がいいのかもしれません。
色々なご意見を拝見しながら、何事につけても、片方の意見、ひとつの意見だけをうのみにしない事の大切さを感じています。