群馬県渋川市で、70代の夫婦が有毒植物の「イヌサフラン」を食べて、夫が意識不明の重体となってしまいました。
お知り合いに頂いたようなのですが、食用の「ギョウジャニンニク」とそっくり。
山菜取り、キノコ狩り、そして野草。
知識を過信せず、迷ったら食べないようにしてください。
概要
引用:日テレNEWS
群馬県によると今月17日、渋川市に住む70代の夫婦が、知人から食用の「ギョウジャニンニク」としてもらった野草を食べた後、呼吸困難などの症状を訴え病院に搬送された。妻は快方に向かっているが、夫は意識不明の重体となっているという。
野草は知人の家の庭に生えていたもので、県がこの庭の植物を鑑定したところ、「ギョウジャニンニク」に加え有毒な「イヌサフラン」が混ざって生えていたことが分かったという。
群馬県は、イヌサフランによる食中毒と断定し誤って食べないよう注意を呼びかけている。引用:日テレNEWS
知人から食用の「ギョウジャニンニク」としてもらった・・
この知人の方は「ギョウジャニンニク」にそっくりな有毒「イヌサフラン」という野草があることをご存知だったのでしょうか?
この違い・・
出典:日テレNEWS
ほんとによく似ています。
しかも、知人宅の庭に混在して生えていたそうです!
「イヌサフラン」のほうがツヤがあり肉厚に見えますが、一緒に生えていたら・・
食べられる「ギョウジャニンニク」と毒のある「イヌサフラン」が一緒に生えるなんて、食用のほうもあぶなくないのでしょうか?
というか、自宅の庭の食用の野草・・おすそ分けしたわけですね。
自分達も食べていたと思われます。
どうなんでしょうか。
人にさしあげるなら、見栄えの良いほうを持っていきます…。
出典:日テレNEWS
悲劇としか言いようがありません・・・
喜んでもらいたくてしたことで、こんなことに・・
「イヌサフラン」とは
猛毒。日本の有毒植物の代表格であるトリカブトが、2006年から2016年の間に3人の死者を出しているのに対し、イヌサフランは同じ期間に6人の死者を出しており、誤食による食中毒が発生しやすい植物とされる[2]。
イヌサフランの葉は時に食用の山菜であるギョウジャニンニクと、りん茎はジャガイモやタマネギと間違えられることがある。また、ミョウガに間違われた事例もあった。
引用:Wikipedia
ギョウジャニンニクだけでなく、ジャガイモやタマネギと間違えられることもあるようですよ!
ギョウジャニンニクの芽生え
芽生えの頃はイヌサフランによく似ていますが、葉をもむとニンニク様の強い臭いがあるので、臭いを嗅げばすぐ判ります。
イヌサフランの芽生え(有毒)
早春の様子です。イヌサフランの芽には、臭いはありません。
ジャガイモは…玉ねぎなら間違いそう…かな。
ネットの反応
★つい最近、野草と野生のキノコを知人から食べれるよと言われてもらったので、ネットで調べたけど毒がない事が自分では確認できず、怖くて食べるのはやめました。
外国では素人が採ってきた野草やキノコを市や県が雇ったプロが無料で鑑定してくれる所もあるけど、日本では多分そういう制度はないので、本当に気を付けなくてはいけないと思う。★本当に良く似てますね。間違うのもうなずける。
ご好意で差し上げたのに知人の方も可哀想。
ご夫婦の具合が早く回復されますように。★100%の確信がない物は他人にあげるべきではない。
引用:Yahoo!コメント
おわりに
幼いころ、ゼンマイやフキを取りに祖母と山に行ったことがあります。
見つけるのが楽しかったですが、ゼンマイと思って違うものを取っていて、半分くらい捨てられました。
…なんだったのだろか。
何もなくてよかった(~_~;)
ご夫婦の回復をお祈り致します。