京都府長岡京市は、市内の保育所に通う5歳の女の子がO157に感染して、亡くなったと発表しました。
保育園の給食が感染源ではないようですが・・
これからの季節、食中毒にはご自宅でも注意が必要です。
目次
概要
出典:日テレNEWS
長岡京市によると、先月15日、市立滝ノ町保育所に通う5歳の女の子が下痢や嘔吐(おうと)の症状を訴え、検査の結果、O157への感染が確認された。女の子はその後、症状が悪化し、先月30日に死亡したという。
保育所では、他にも園児4人や一部の家族もO157に感染したが、いずれも症状は軽いという。
感染を受け、保育所は施設内の消毒などのため、先月24日から休みにしていたが、7日から再開している。
保育所では給食を提供しているが、感染していない園児も多いことから、保健所は給食が感染源である可能性は低いとみて、感染経路を調べている。
引用:日テレNEWS
女の子は4月15日の月曜日から具合が悪くなっているようですが、週末にご家族でお出かけなどをしていたかもしれません。
‘一部の家族‘というのが、亡くなった女の子の家族かどうかは記事からは読み取れませんが、どうなのでしょうか。
他の保育園児も感染しているようですからはっきりしたことはわかりません。
別の感染経路かも?
長岡京市立滝ノ町保育所
出典:日テレNEWS
阪急京都線の西向日(にしむこう)駅までは直線で600Mくらいの距離にある保育所です。
出典:日テレNEWS
最大10連休という「令和」最初のゴールデンウイーク前の4月24日からの休所という事でした。
5歳の女の子はどこで感染したかはまだわかっていませんが、2週間も苦しんでいた事になります。
何でこんな事に。。
O-157感染症とは
大腸菌と聞くと怖い菌のように思いますが、種類は沢山あり、大腸菌のほとんどは無害なのだそうです。
意外ですね。
O-157は腸管出血性大腸菌の代表
大腸菌の中で下痢や腹痛を起こすものを「病原性大腸菌」と呼んでいて、何種類かあるようですが、O-157とても感染力が強い大腸菌のようです。
比較しますと、多くの食中毒では、100万個以上の菌が身体の中に入らないと食中毒は起こりませんが、O-157の場合は100個程度が身体の中に入っただけでも、病気を起こしてしまうそうです!!
腸管出血性大腸菌(ベロ毒素産生性大腸菌)はベロ毒素というものを出して、溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症(けいれんや意識障害)を起こします。
引用:日本医師会HP
O-157の特徴
では感染力の非常に高いO-157はどうやって生きているのでしょう。
特徴を知って予防はできるのでしょうか。
O-157は家畜などの糞便中にときどき見られ、糞便や糞便で汚染された水、食物を介して、人の口に入りO-157感染症を起こします。
水の中、土の中で数週間~数ヵ月間生きています。
低温に強く、冷凍庫内でも生きています。
酸性に強く、口から入ったO-157の大部分は胃の酸にも負けずに生き残ります。
熱には弱く、75℃1分間の加熱で死んでしまいます。
増殖は、温かく栄養分と水分のあるところで盛んになります。清潔、乾燥、低温を保つことで増殖を抑えることができます。身体の中では大腸で増殖します。
引用:日本医師会HP
口から入ってしまうと厄介なしぶとい菌のようです・・
抵抗力の弱い子供や高齢者が犠牲になっていしまうのですね・・
ネットの反応
★車が園児の列に突っ込んだ事故もだけど
まさか自分の子供が死ぬなんて、
当たり前の存在を急に失うなんて、親としてどういう精神状態になるか
想像も出来ない…
給食ではないみたいですが
感染経路が特定できないと
ほかの園児の親も不安ですね。★O157で死亡か…、何とも痛ましい。
食中毒も怖いなぁ。引用:Yahoo!コメント
おわりに
指しゃぶりのお子さんをお持ちの方は、外遊び後などはお気を付けください。
やはり、菌が口に入るリスクは上がっていしまいます。
遠い昔ですが、子供が2歳前に経験しています。
サルモネラ菌と大腸菌と言われました。
体力があったので何とか切り抜けましたが、菌が身体から出てしまうまで下痢で、スポーツドリンクで脱水症状にならないようにしていたような気がします。
※今ではもっと最新式の治療が・・(-_-;)
それでも、自分がもう少ししっかり手を洗ってやればこんなに苦しまなくて済んだのにと、後悔ばかりでした。
亡くなられた女の子のご両親の事を思うと・・・
ご冥福をお祈りいたします。