日本語の日常会話に沢山出てくる「気」の付くフレーズ。
何気なく使っていますが・・ほら、今も出ています。・・心と密接に繋がる気の威力に迫ってみました!
「気になる」は、新明解国語辞典では「どうなるかという先行きの不安が、その人の脳裏を支配する」と出ています。
脳裏を支配しているとなると・・言い方をかえると、「気」は私たちを見えないところで支えている大きな大きな柱なのかもしれません。
気になるなぁ・・・
[気]とは・・
「気」で調べてみると、それはそれは沢山あり、それぞれ興味深い解説がなされていました。
私のご紹介はこちらにしました。
【気】とは
1 生命・意識・心などの状態や働き。
㋐息。呼吸。「気が詰まりそうな部屋」
㋑意識。「気を失う」
㋒物事に反応する心の働き。「気を静める」
㋓精神の傾向。気質。「気が強い」
㋔精神の盛り上がり。気勢。「復興の気がみなぎる」
㋕気分。気持ち。「気が楽だ」「気が乗らない」
㋖あれこれ考える心の動き。心遣い。心配。「どうにも気になる」
㋗物事にひきつけられたり、人を恋い慕ったりする気持ち。興味。関心。 「彼女に気がある」
㋘何かをしようとする、また何かしたいと思う心の動き。つもり。 「どうする気だ」「やる気がある」
2 天地に生じる自然現象。空気・大気や、水蒸気などの気体。「山の気」
3 あたりに漂う雰囲気。心に感じる周囲のようす。「陰鬱 (いんうつ) な気が漂う」
4 ある物がもっている特有の香りや風味。「気の抜けたビール」
5 昔、中国で1年を24分した一つの、15日間。さらに3分した一つを候といい、気は3候からなる。節気。
引用:goo辞書
なるほど・・・
5は別にして、1から4まではなんとなく普段一緒の枠で考えてしまいがち(専門の方々にはお叱りを受けるかも💦)ですが、文字に起こすと奥が深いことがよくわかります。
東洋医学と西洋医学 その違いは?
東洋医学と西洋医学の違いはどこにあるのでしょうか?
東洋医学とは?
東洋医学とは、中国で数千年以上前から用いられてきた伝統的な治療法です。
その特長は、病気や症状を「からだ全体のもの」としてとらえることだそうです。
そして、東洋医学のなかで「気」とは自然界に存在するすべての物質の最も基本的な構成単位で、生命活動のエネルギー源とあります。
確かに!「元気がでる」・「活気がある」みんな[気]ですね!
こちらもまたしかり・・
宋学で,「理」が万有を支配する原理であるのに対して,万物を形成する元素を「気」という。 〔「こころ」という語が精神活動を行う本体的なものを指すのに対して,「気」はその「こころ」の状態・反応など現象的な面をいう傾向が強い。「気は心」という言葉も,表面的な「気」のはたらきは本体としての「心」の表れであるという考え方に基づく引用:weblio辞書

西洋医学とは?
西洋医学は、身体をなるべく細分化して、体の病気は内科や外科、精神の病気は精神科、さらには脳は脳外科、心臓は循環器科、肺は呼吸器科、などなど…
細かく分けることで分析して治療を考えていく医学です。
西洋医学というのはどうやら幅広い意味を持っているようです。
西洋医学(せいよういがく)は、欧米において発展した医学を指す用語である。明治初期から、欧米医学を指す言葉として用いられた[1]。正式な医学用語ではなく、俗語であり[1]、文脈によって意味が異なる。
引用:Wikipedia
日本の場合、明治の文明開化以降、医師免許は西洋医学を学んだ人を対象に取得出来るようになったそうです。
今や電子カルテが主流ですが、昔の紙カルテはドイツ語で書かれていた時代もあったのをご存知ですか?
西洋医学の考え方の中に「気」に起因するものはないと言うことになるように思えます。
「プラシーボ効果」と「気」
プラシーボ効果って聞いたことありますか?
薬理作用に基づかない薬物の治癒効果、つまり投薬の形式に伴う心理効果(暗示作用)のことで、薬理学的にまったく不活性な薬物(プラシーボ)を薬と思わせて患者に与え、有効な作用が現れた場合をプラシーボ効果があったという。プラシーボplaceboとはプラセボともいい、「気に入るようにしましょう」という意味のラテン語で、偽薬(にせ薬)のこと。内服薬では乳糖、デンプンなどで形、色、味などを本物そっくりにつくり、注射薬では食塩溶液などを用い、本物の薬と偽薬を客観的に評価するための小道具として使われる。慢性疾患や精神状態に影響を受けやすい疾患では、プラシーボを投与しても、かなりの効果が現れる。睡眠薬や鎮痛剤などでもよくみられる。この心理効果は30~40%にみられるという。
引用:日本大百科全書
暗示させたり、偽薬(にせ薬)などと聞くと、嫌な気になりますが、要は「思い込み」で実際に効果がないものも効く場合があることをプラシーボ(プラゼボ)効果というようです。
逆にマイナスに作用するノーシーボ効果もあり、ストレスによるショックで悪いほうに作用する場合をいうようです。
効かないと思っていたら、どんなに優れた薬も効かない・・という事ですね(-_-;)
これって、東洋医学における「気」の事だと思えませんか?
西洋医学には「気」というつかめない、目に見えないものを指す言葉は見当たりません。
Feeling・・・は、科学的ではないですから。
まとめ
いかがでしたか?
中国4000年の歴史の中で培われてきた東洋医学。
その中で、身体のバランスや巡りの重要な部分の「気」
「気」の持ちようで自己回復能力は格段に上がる事は確かな事のようです。
調べれば調べるほど、奥が深い東洋医学。
身体の内から良くする、悪くしないようにする、未病という言葉も最近聞くようになりました。
西洋医学は、およそ400年の間に目まぐるしい進歩を遂げ、悪い部分に直接外からアプローチするため、即効性があり、現代医学界では主流です。
このように、情報であふれかえっている現代の中で、私たちはいかに自分に合ったものを選ぶかが難しい時代ともいえるかもしれません。
東洋医学と西洋医学は考え方では全く違うものかもしれませんが、人の治療という点では同じです。
ですから、足りないところを補い合い、私たちが元気に快適に生きる為の医療として同じ方向を向いて欲しいですね!
そして、なんだか上手くいかない時・・それは気のせいではなくて・・、
気が落ちてるせいなのですね!!
「気」を上げて行きましょう!
一番大切な「気持ち」☺
気持ちを上げて元気に過ごしましょう🌸
最後まで読んでいただきありがとうございました♪