【DV判決】夫殺害の田村桃子被告に執行猶予無しの減軽実刑、名古屋地裁。

昨年3月、名古屋市中村区の自宅で日常的にDVを受けていた妻48歳が、夫(当時50歳)を殺害したとして、殺人罪に問われていた裁判員裁判で名古屋地裁は懲役3年6月(求刑・懲役7年)の判決を言い渡しました。

「目が覚めたら殺される」…妻は身動きしない夫の首を絞め続けました。

本当の恐怖は受けた本人しかわからない。

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概要


 判決によると、田村被告は昨年3月10日、飲酒した夫に「前みたいにボコボコにしてやる」と言われ、胸ぐらをつかまれ体を持ち上げられたため、近くにあったパソコンの電源コードで首を絞めた。動かなくなった夫を別室に移し、ネクタイで首を絞めて殺害した。

 判決は、過去に夫から肋骨(ろっこつ)を折られたり、顔が腫れ上がるほど殴られたりする激しい暴行を受けていたと認め、「犯行直前に恐怖を感じたことはやむを得ず、経緯には酌むべきものがある」とした。

 一方、身動きしなくなった夫の首をさらに絞めつけたことを挙げ「身を守る行為としては過剰の程度が大きく執行猶予を付けるべきではない」と述べた。

 弁護側は「日常的に暴力を受けており、事件時は殺されると思った。自首して深く反省している」と執行猶予判決を求めていた。
引用:毎日新聞

田村被告の弁護団は控訴するのでしょうか・・

裁判員裁判とは

平成16年5月21日「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律」が成立して,平成21年5月21日から裁判員制度がスタートしました。

裁判員制度とは,国民のみなさんが裁判員として刑事裁判に参加して,被告人が有罪かどうか,有罪の場合どのような刑にするかを裁判官と一緒に決める制度です。

一般の人が被告人の量刑に関わる判断をするということですね。

国民のみなさんが刑事裁判に参加することにより,裁判が身近で分かりやすいものとなり,司法に対する国民のみなさんの信頼の向上につながることが期待されています。

引用:裁判員制度

裁判員の選考は無作為

裁判員候補者名簿の作成,候補者への通知・調査票の送付(11月ころ)
20歳以上で選挙権のある人の中から,翌年の裁判員候補者となる人を毎年くじで選び,裁判所ごとに裁判員候補者名簿を作ります。この名簿に載った方には,その旨を通知します。また,この通知とともに,調査票も送付します。

引用:裁判員制度

くじで選ばれるのです。

判決後に記者会見した裁判員の40代女性は「同じ女性でもあり、感情移入しすぎないよう心がけた」と話した。50代の男性裁判員は「一方的な犯人と被害者というイメージはなかった」と振り返った。

引用:毎日新聞

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長年続いた夫の暴力

 田村被告は涙を拭いながら判決を聞いた。
 検察側証拠によると、田村被告への暴行は2010年に同居を始めた直後から始まり、夫は13年と16年に傷害容疑などで計2回逮捕された。最初は暴力を振るわないとの約束で示談して罰金刑、2回目は被害届取り下げで不起訴になった。

「コンビニに裸足で逃げて助けてもらったこともあった。けがをすると夫に優しい言葉をかけられた」と話した。

引用:毎日新聞

お付き合いしているときはわからない、DVの典型的なパターン。

恐ろしい・・

おわりに

家族という最小の社会の中では、親が非力な子供にする虐待、成長した子供が親にする虐待、DV(ドメスティックバイオレンス)など問題は色々あります。※DVは配偶者や恋人等からの暴力

少し違うのは、DVでは虐待を受けている側が反撃ができる場合があることです。

「殺される」

何故、田村被告に執行猶予がつかないのでしょう。

「身を守る行為としては過剰の程度が大きく執行猶予を付けるべきではない」・・・

裁判官の方々には映画「評決のとき」を見ていただきたいです。

DVも虐待もする側を救わなければ本当の解決にはならにように思います。

「ひきこもり」も含め、人間社会がこの先もずっと抱える課題なのかもしれません。

離婚しなかった理由を問われ「別れたら職場や妹夫婦をめちゃくちゃにしてやると言われた。何年も我慢してきたからもう少し、と思った」と答えた。

引用:毎日新聞

田村被告はこんなに頑張ってきたのに。

場所は何処でも、怯えずに朝を迎えられる安心を手に入れられました。

身を守る事が罪になってしまいましたが、この先の人生に良い出会いが沢山ありますように。

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