4日朝、横浜市の簡易宿泊所で2人が死亡したほか、1人が重体、12人が重軽傷を負うという火事が発生しました。
安価で宿泊できるという事で、近年バックパッカー等の外国人利用者も増えているそうです。
6日にはタバコの不始末が原因かと報道されています。
目次
概要
4日午前6時すぎ、10階建ての簡易宿泊所の5階から火が出ました。消防のポンプ車など55台が出動し、火はおよそ1時間後に消し止められましたが、5階の部屋や廊下、共用のトイレなどおよそ82平方メートルが焼けたということです。
警察によりますと、この火事で、男性1人、女性1人のあわせて2人の死亡が現場で確認されたほか、13人がけがをしました。うち9人が病院に運ばれ、1人は重体だということです。この簡易宿泊所にはおよそ140人が泊まっていたということで、消防などは5階の部屋が火元とみて、火が出た原因を調べています。
引用:TBSNEWS
出典:TBSNEWS
後期高齢者(75歳以上の高齢者)の方は、程度の違いはありますが、2人に1人は認知症を発症していると言われています。
簡易宿泊所とは?
今や簡易宿泊所は、生活形態の変化もあり、改装するなどして、カプセルホテルと区別なく一般の旅行ガイドブックに安価に泊まれる施設のように掲載されるなどしています。
しかしここでいう、かつての通称「ドヤ街」は、終戦直後から高度成長末期の昭和40年代頃まで、首都圏では農閑期(冬季)の季節労働者(出稼ぎに上京の方々)を受け入れるための施設・地域を指しています。
違法な増改築や老朽化問題の中、2015年5月の川崎区簡易宿泊所火災は記憶に新しいところです。
それ以降、違法施設の廃業が相次いだり、高齢者の生活保護受給者の利用が減ったそうです。
民泊も始まっていますので、形は変わっても残っていく宿泊施設の1つだと思われますね。
事故現場は
事故現場の神奈川県横浜市中区寿町は、
都市再開発や区画整理などによりほとんど消滅したかつての「ドヤ街」の名残を形成する場所の1つで、今も簡易宿泊所が多くある一角です。
出典:TBSNEWS
消防関係の車両が55台って凄いです。
6日の報道で、火事はタバコの不始末が原因で、けが人は8人とされています。
4日、神奈川・横浜市の簡易宿泊所で起きた火事で、たばこの不始末が原因の可能性があることがわかった。
この火事では、2人が死亡したほか、8人がけがをしていて、亡くなった男性の部屋が火元とみられている。
この男性が、室内でたばこを吸っているのを目撃されていて、たばこの不始末が原因となった可能性もあるという。
引用:FNN
ネットの反応
★前に川崎のドヤで火災があって何人も死んだけど、今度は寿町ですか。
うちの近く、山谷なんだよな。火事でないといいんだけど・・・。★寿町かー。
華やかな横浜の陰の部分。
ディープな街。★賠償させようにも金無
引用:Yahoo!コメント
おわりに
これから日本が抱える問題の1つが「高齢者による火災防止対策」だと思います。
電力供給減の問題がある中、安全性重視ではオール電化が必須な気もしています。
今後高齢者は増え続け、人口は減り続けます。
核家族化も進む中、火を使った後の確認者が本人だけの独居や、火を使ったこと自体を忘れてしまう事も考えていかなければならない時代にはいっています。
火事ほど悲惨な事故はありません。
まずは自身が火元にならないように!
乾燥が続く中、今一度「火の用心」。
1月6日更新